2009年3月5日木曜日

春と腰

2日前から腰と肩が痛い。
老いたから、ではない。毎年、と言うか季節の節目に毎回、腰と肩が痛いのである。『腰痛』と言う程の激痛ではない。只、「ボンヤリと腰が重たい」だけである。大抵、長風呂で治る。
肩に関しては何度か友人・恋人・家族に『肩モミ』を実践してもらったがクスぐったくて駄目だった。
「素人だからくすぐったいのでは?」
と思い父の49日を記念した『家族旅行』で佐賀県へ温泉旅行へ行った事がある(凄まじい記念旅行だ)。そこでマッサージを受けた。マッサージ師は20代の女性だった。
私の身体へ行き成り

ローション
を塗り始めた瞬間、私は「真面目なマッサージ」と言うよりは
場末の安い風俗店
に思えて笑い捲くってしまった。私の頭には「ローション=風俗店」と言う図式があるのだ。大体、『ローション』自体が本来『そう言う目的』の為に作られたのだから仕方がない。
で、マッサージして貰ったのだが擽ったくて仕方がない。予定より早めに切り上げてもらった。


以前。
会社の近所のコンビニで初めて『レディコミ』と言うモノを読んだ。その時に読んだ漫画の内容は
「夫は美容師だったがギックリ腰で仕事が出来なくなり、労災も降りず、収入が絶たれ、夫は寝たきり。終いには夫婦揃ってホームレスになる」
と言うモノだった。それを読んで「嗚呼、ホームレスにはなりたくないなぁ」、そして「嗚呼、ギックリ腰にはなりたくないなぁ」と思った。
とある劇作家は『ギックリ腰』で暫く車椅子生活を強いられたらしい。とあるAV監督は『ギックリ腰』で仕事がママならない状態になったらしい。侮る事が出来ない程、危険な状態らしい。
だが私はギックリ腰になった事がない。
知人・友人が「ギックリ腰をやっちゃってね」と言っていた事があるが、その時点で「もう治ったけど」と言っている場合が多く、なので『ギックリ腰』がどう言うモノなのか判らない。しかし話によると中々、難儀な病気らしい。
どう言うものなのだろうか?

友達数人で引越しや、何かの事情があって重たいモノを運んでいる。すると突然、周囲に聞こえる音量で


ギックリ!

と言う音が聞こえるのだ。もう、ハッキリと『ギックリ!』と言う音なのだろう。不信に思った周囲の人は周りを見渡す。すると、その内の一人が腰を押さえながら痛がっている。
周囲は「若しかして」と駆け寄る。
「おいおい、大丈夫かよ」「なんか、腰が・・・」「とりあえず、ズボンを降ろして見せてみろよ」「え?此処で?」「良いから!良いから!パンツは履いているんだろ?」「え・・・。うん・・・」
で、ズボンを腰の辺りまで降ろす(上着もだ)。
「うわぁ。こりゃガンガンだね」「ひぇ~。ガッツンガッツンだね」「あ~あ~。もうドッカンドッカン来てるよ。ドッカンドッカン」「グシャグシャだよ。ほら、此処。グシャグシャだよ」「可哀想になぁ。味噌も糞も一緒だな」「グワングワンしちゃってるもん。特にこの辺とか」
とワケの判らない擬音で素人診断され、
「しっかし、見事な『ギックリ腰』だね」「うん。この『模様』はギックリ腰以外何者でもないよ」「そうだね。この『色』なんか正にギックリ腰だよ」「色と言い、模様と言い」「『形』なんか典型的だね」「全くだよ。この鼻をつく臭いはギックリ腰以外じゃ考えられないよ」
と口々に言うのだ。本人は「え?」と思うが患部が『腰』の為、見えない。思わず『種田山頭火』の句が浮かぶ。
「自分の背中は、自分じゃ見えねぇんだよなぁ」
そんなワケで本人は腰が痛むが、その友人や周囲の人達が言う『色』『模様』『形』『臭い』が判らないのだ。臭いは何しろ自分の臭いだから余計に判り難い。『腋臭』の人が自分を臭い、と思っていないのと同じだ。
若しかしたら『ギックリ腰』はそんなに痛い病気ではないのかも知れない。
だが、帰宅すると妻が驚いた声で言う。
「何?この臭いは?!貴方、酷い臭いがするわよ!」
または友人達も言うだろう。
「何だかお前の部屋、臭いな」「酷ぇ臭いだぜ?」
そして二人(妻と友人)は言うのだ。
「もしかしてギックリ腰?」


痛む腰を押さえながら歩くと微かに骨盤が
「ギックリ、ギックリ」
と音を立てて軋むのだ。
周囲の強い勧めによって本人は仕方がなく病院のドアを叩く。矢張り、その道の専門家(医者)は患者がドアを開けた瞬間、わかるのだ(臭いで)
「あ、ギックリ腰の患者が来たな」
病室に入るなり、本人が「あの・・・」と言うが早いか
「貴方は今、ギックリ腰で悩んでいますね!。」
と言われてしまう。なので本人は一瞬、医者を『超能力者』と思ってしまう事も暫々ある。
で、「この『色』と言い、『模様』と言い、『形』と良い間違いなくギックリ腰ですね。もう、腰がグシャグシャで滅茶苦茶で、味噌も糞も一緒になっていますよ。盆と暮が一緒に腰にピンポイントで来たような状態です」
「盆と暮」が「腰」に「来たような状態です」って、どう言う状態か判らない。

聴診器を当てる。
「腰が鳴っていますね~。ギックリ、ギックリって。ガンガン、鳴ってますよ~」
腰が痛くなってから『模様』だとか『色』だとか『形』等と言われたい放題だが、何しろ本人が見えないのだから、どう言う色・模様・形・臭いなのかサッパリ判らない。微かに「ギックリ、ギックリ」と言う音は聴こえるが。
だから『ギックリ腰』に自覚症状はなく、常に第三者から『ギックリ腰』である事を告げられるばかりなのである。其処が『ギックリ腰』の恐ろしい処であり、尚且つ『不気味』である由縁なのだ。
医者から食後3回と寝る前に1錠の薬と塗り薬を渡されて帰宅。暫くの療養生活と規則正しい生活を送り痛みも取れてきた。再度、病院へ行く。
医師は患者の腰を

パーン!

と豪快に叩き、大声で告げる。
「かーーーーーーんち!(完治)」
人伝に聞いた話だが『東京ラブストーリー』の主人公の名前は『柴門ふみ』のアシスタントが『ギックリ腰』を患い治った時。医者が
「かーーーーーーんち!(完治)」
と叫んでいるのを聞いてインスパイアされたらしい。アシスタントは『永尾尚行』。そこで「永尾」と「完治」で「永尾完治」。


嗚呼、ギックリ腰だけにはなりたくないなぁ。
日本人に腰痛が多いのはイスではなく『座布団』だからか?と思っていたが西洋にも「ギックリ腰」があるらしい。ネーミングが凄い。
『魔女の一撃』
と言うのだとか。日本で『魔女』と言えば

●葉月里緒菜(女優で真田広之の元カノで、寿司屋の元・女房)

●林眞須美(和歌山毒物カレー事件の犯人で元・主婦)

と相場が決まっている。確かに上記の二人と交際していた男性は碌な目にあっていない。
真田広之は零落れたし、林健治(林眞須美の夫)は保険金詐欺で刑務所に入ったし、息子は施設で強制セックスさせられるし。正に
『魔女の一撃』
である。
全く。ギックリ腰だけにはなりたくないもんだ。


追記
この日記は実は前日に書いた。サーバーにUPしようとしたら『サーバーが見つかりません」となり消えてしまったので、今日、また書いた。我ながら下らない事に記憶力が良い。

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