タイトルはトム・ウェイツの歌詞から。
何年も前に『元気いいぞう』と言うコメディアンが幕間で歌っていて、とても素晴らしかったので印象に残っている。
最近、オバマと言う黒人が大統領になった事を知った。世界は変わるだろうな、と思う。ケッタ糞が悪いが未だに世界の主導権を握っているのはアメリカだからだ。
既に崩壊しているが、まだ世界の理が崩壊していると言う真実は誰も知らせない。
嘘と欺瞞でこの世は成り立つんだろう。多分。
ブッシュは大統領から降りるがどんな心境なんだろうか?と思う。彼にしろ彼の父親にしろ、自分達が一体、どれだけの人を殺して周ったか気がついているのだろうか?ブッシュ政権のお陰でアメリカではホームレスが溢れかえっている(サブプライム・ローンなどの影響もある)。全てが彼の責任ではないにしても(国を動かすって一人では無理だ)、只、責任は歴史の名によって永遠に問われるだろう。
確かラオスだったと思うが、ラオスはCAI秘密戦争で多くの人がアメリカ軍によって殺された。当時のアメリカの大統領はブッシュ(父)。 息子の遺体を前に生き残った母親がTVに叫んでいた。 「貴方(ブッシュ)の息子が同じ目に合う事を神に祈るわ!」
60年代。 当時、世界最大のチェロ奏者である『パブロ・カザルス』はホワイハウスでトリオでコンサートをやっている。冷戦真っ只中である。カザルスはコンサートの最後に『鳥の歌』を演奏する。彼は大統領(ケネディ)に言う。
「私の故郷、カタロニアでは鳥達が『Peace、Peace』と鳴いているのです」
ルイ・フェルディナント・セリーヌは『虫けらども捻り潰せ』で只管、ユダヤ人の悪口を書いているが良く読めば、それが単なる『人種差別』ではなく資本主義から産まれる『戦争』『貧困』を憎んでいた。 オバマ大統領の本国にしろ、アメリカが関与している国にしろ、一人でも死なない環境が生まれると良い。
今日は仕事。派遣会社と私は少しモメている。詳細を書いても仕方が無いし、向こうがギャーギャーとヒステリックに言っていたので私は受話器から耳を離していた時間の方が長い。 「嗚呼、もうウンザリだぜ」 と思う。
仕事は楽ではないが、苦しいワケではない。だが疲れている。何故だろうか?と思ったのだが入社して1ヶ月半程たった最近になって漸く分かった。
社内に「仲の良い人」が出来てしまったのである。
昼飯も帰宅も同僚と一緒。私と仲の良い人は既婚男性で普通の人なんだが何故か私と仲が良い。それは私が「会社用の顔」しかしていないからかも知れないし、または私の「少し変なところ」が面白いのかも知れないし、単に「喫煙者」「ヘビー・スモーカー同士」だからかも知れない。
私も彼が嫌いではないが、実は疲れているのである。
「昼飯の時くらい一人にしてくれよ」
「ガキじゃねぇんだから帰りは一人で帰ってくれよ」
と思うんである。だが大半の『社会人』と言う輩は昼飯や帰宅を共にし、帰宅途中に呑みたがる。そして会社の愚痴を言う合う。
それが分からないし、それが苦痛なのである。
「よっし!今日は一杯、呑んでいこう!」 と言われたが流石に断った。私はアルコールを常飲する習慣が無い為、酒が余り好きではない。寝酒に『ブラック・ニッカ』をお猪口一杯だけ飲む程度である。お猪口一杯をコップ一杯の水で薄めて、無茶苦茶な味になった得体の知れない液体を飲んで寝る。その程度である。 ライブハウスではビール2杯が限界。
『お酒』を飲み捲くっていた時期はある。10代の頃だが酒の味は全く分からなかったし、毎晩、嘔吐していた。 暫くして『胃潰瘍』になったので飲酒は止めた。 そもそも、ゲイでもないのに、どうして野朗二人で酒なんぞを飲まなくちゃならないんだ?
「練習があるんで」 と帰宅したが、私の同僚には凄い断り方をする奴がいるらしい。
23歳位のウスノロな男の子。背が低い男は見栄っ張り、と言う事を証明するかのような馬鹿である。彼は普通のお客を「ヘビークレーマー」に変える事が特技である。 彼は同僚の飲みに誘われた際に、こう言い放ったらしい。
「僕、高い酒しか飲まないんです!安い酒は飲まないんです!」
之は凄いな、と思った。
私は昼休みは昼休みで、一人、公園などでボーっと過したい。鳩がいれば餌をあげたりしていたいのである。音楽の事をボンヤリと考えたり、頭の中でスケッチを作りたいのである。 帰宅中は火照った頭を冷しながら帰宅したいのである。音楽の事を考えたり、スケッチを作ったり。
しかし、そう考えるのは恐らく少数派かと思われる。
思い返せば私は幼い頃から友人が少なかった。 学校への登下校は常に一人だった覚えがある。幼いとは言え一人では寂しいので歌いながら帰っていた。
まだ第二次性長期を向かえる前。私の声量は今の数十倍は大きかった。
で、自分で言うのも何だが良い声だった気がする。何しろ9歳とかだから。
家族は私の歌声が聴こえると「あ、カー君が帰ってきた」と思っていたらしい。
その位、響いた。その頃まで歌うのは楽しかった。
中学生になり『矢野』と言う仲が良かったデブが「一緒に登校しよう」と言い始めた。ちなみに私は「NO」を言うのが苦手である。特に田舎町。提案は常に通るモノである。 その日から私は朝が糞になった。
「憂鬱」と言うより「ユーウツ」
寝惚けナマコで何を話せば良いのか。朝は朝で色々とボンヤリと一人で考えながら登校したいのである。
近所に花が咲けば気がつきたいのである。
空の色が変われば気が付きたいのである。
風の香りが変われば気が付きたいのである。
鳥の鳴き声が変われば気がつきたいのである。
ドブ池に魚が泳いでいれば気がつきたいのである。
空地にススキが咲けば気がつきたいのである。
川の色が変われば気がつきたいのである。
空を自衛隊のジェット機が飛んでいれば気が尽きたいのである。
カラスが鳴いていれば聴きたいのである。
虫が鳴いていれば聴きたいのである。
飛行機雲を見たいのである。
『矢野』のお陰でそれらが私の前から消えた。それがウンザリだった。
暫くして、母親に「朝は一人で行くから」と伝言して貰って朝の「ユーウツ」からは解放された。私は自分以外の全てに気が付きながら登下校出来るようになった。嬉しかった。
そして今も同僚のお陰で何もかもに気がつけずに居る。
彼が善意と言うか私と一緒の時間を『苦』ではなく楽しんでくれているのは分かる。だが、それは私が「楽しませよう」としているワケで。冗談ではないのである。
私は池袋(職場はサンシャイン)を知りたいのである。
路上音楽家の音も聴きたいのである。
野良猫を眺めたいのである。 鳩に餌をあげたいのである。
幼い子供が遊んでいるのを見たいのである。
夕暮れ時の空をボンヤリ見ていたいのである。
『ダ埼玉県』から埼京線で来る糞田舎者を軽蔑の眼差しで見たいのである。
アニメ~コミック専門店で『黒執事』を読みたいのである
池袋を歩く寂れたチンピラを眺めたいのである。
秋から冬になる空気を吸いたいのである。
空の色を見ていたのである。
音楽の事を考えていたいのである。
帰宅したらtpで吹きたいのである。
どうして他人は他人の時間を侵略しようとするのか。その癖、「一人の時間が欲しい」だとか「人間関係が煩わしい」等と抜かす。会社内に人間関係なんて欲しくないし、飲み会もウンザリだ。一人でパイプを燻らし、彼是と取り留めの無いない事を考える為に人間の『頭』ってのは出来ているんであって(動物行動学的にも、そうらしい)、他人とお喋りしたり、会社の愚痴を言う為に『脳味噌』があるワケではない。 馬鹿馬鹿しい! 先月、私は風邪で6日ほど休んでいる。その際に派遣会社に連絡しなかった事に担当者は激怒しているらしい。「クビかも!」と怒鳴っていた。 「そろそろ潮時かねぇ」 と思ったり。しかしクビになりたくない気持ちもあったり。今年こそは数年ぶりに故郷の育ての親である『祖母』の顔も見たいと言う気持ちもあるからである。『オーシャン東急フェリー』で帰郷したとしても交通費は4万円。飛行機でも同じ位。 来年までは勤めたいのだが。それと同僚に「NO」が言いたいのだが。難しい。生きる事は至難の業だ。
2008年11月7日金曜日
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